2009年7月30日木曜日

<ヒックステッド> ネーションズカップ and ダービー

先週は、イギリスのヒックステッドでネーションズカップが行われました。
とにかくひどい雨で、グランド状態が悪い中で行われ、多くの人馬が苦戦している模様でした。
結果は、
 1位 ドイツ  24-0
 2位 フランス  24-4 
 3位 アイルランド

 ドイツはなんと3軍のチームでの優勝。しかも今シーズン初の勝利と、例年では考えられない結果にチーム監督大喜び。フランスはトップのチームで参戦しジャンプオフの結果2位となりました。

 ところで、ヒックステッドといえば、ダービーで有名です。日本でも良く知られているかと思います。このダービーは何週間か前に行われました。数あるダービーの中でも最も難しいと言われているほどです。毎年満点はいるかいないかでしょう。今年は昨年に続き、イギリス人選手William Funnelが同じ馬での優勝。以下その映像です。お楽しみください!



満点はこの人馬だけ! パーフェクトな走行で優勝。ダービーにはダービー用の馬とその経験が必要ですが、彼の馬はまさにパーフェクトですよね。

2009年7月24日金曜日

前回の記事の一部修正。アイルランド産の馬について。

 前回の記事の中で、Falsterbo Horse Show でのアイルランドチームの一員、Cap. David O'brienと彼の馬Kiltoom のお話をしました。この馬の父馬 Cajetano を、ドイツ系の馬かとその名前から勝手に予測していましたが、実はアイルランド系サラブレッドだと友人から聞いたので、ここで訂正させていただきます。
 ”そんなことはどっちでもいいよ”と言われそうですが、私にとっては少し驚きでした。

 ジャンピング競技のトップで活躍している馬達のほとんどが、ドイツ、オランダ、ベルギー、フランス系で占められています。アイルランド産の馬は時々見られる程度。かつては(20~30年前でしょうか?)相当人気のあった品種なのですが、ここ数年はもう一つパッとしません。その大きな理由の一つは、過去に、優秀な牝馬を生産用にキープせず、大半を外国に売却してしまったことかと思います。貧困国であったアイルランドですから、仕方のなかったことです。馬術用の馬の生産には、時間とお金がかなり必要ですから、、、。
 また、品種を見てみると、大半はホルシュタイン、オールデンブルグ、セルフランセ、BWP,などです。サラブレッドの血を直接引く馬はめったに見られません。

 ということで、私は少し驚きました。

 では、アイルランドにはもう良い馬はいないのか?というとそうではありません。昨年のロンドンオリンピアでジョン ホイテカーがGP優勝した馬、ニック スケルトンが昨年ビッグクラス用に購入した馬、少し古くなりますが、ロドリゴ ペソアが一時騎乗し、その後ブラジル選手が乗って活躍した馬”リッチモンドパーク”など探せばいます。ちなみにこの、”リッチモンドパーク”は私の知人が6才まで育てました。彼女のウェブサイトは以下です。 ↓ ↓
 
 Richmond Park Stud

 また、用途によってアイルランド産の馬は大変人気があると言えるでしょう。特にその性格、気質、が買われます。イベンティング用に馬を探しに来る人は絶えません。あとジャンピングポニーも優秀です。その他いろんな分野で人気がまだまだあります。ただ一つ向いていないのは、”ドレッサージュ”、、、。馬場馬はドイツやオランダ辺りに探しに行きましょう!
 
 

2009年7月21日火曜日

Falsterbo ネーションズカップ 優勝のアイルランドチーム

前回、アイルランド優勝をご報告しましたが、今日はそのチームメンバーを少しご紹介。

メンバーは、
 キャメロン ヘンリー(SIEC Livello)5-0
 ダラー ケリン(Night Train)0-0
 デイビッド オブライン(Kiltoom)9-13
 デニス リンチ(Lantinus)4-0
トータル減点9

 今回のベストホースのNight Trainは、ベルギー産の馬で、<父:Calvaro Z 母:Pappiron rougeの子>と、すばらしい血統の持ち主です。4歳、6歳でベルギーのヤングホースチャンピオンシップにおいて好成績を挙げ、後にベルギーのディーラーによってアメリカに売却されました。ダラーはアメリカ在住のアイルランド人。この名馬とのめぐり合いにより、第一線で大活躍しています。

 チームのメンバーのうち故郷アイルランドをベースにしているのはなんとデイビッドの一人だけ。デニスはドイツ在住。キャメロンも確か、ドイツだったと思います。デイビッドは、Captain David O'BRIEN. つまり、軍人さんです。軍の馬術チームの一人で、アイルランド産の馬にしか乗りません。しかしアイルランド産の馬が必ずしもアイルランドの血統の馬かというとそうではありません。海外から優秀な種牡馬の精子を輸入する生産者がたくさんいるからです。彼の馬の父はCajetanoだそうですが、おそらくその名前から予想してドイツ系かと思われます。(不確かですいません、、。)

 こんな風に人馬を見てみると、興味深くなりませんか?

2009年7月18日土曜日

速報!アイルランドチーム CSIO Falsterbo でビクトリー!

今週はスウェーデンのFalsterboで国際競技会が開催されています。2009年 Maydan FEI Nations Cupシリーズの第6競技目となります。本日そのネーションズカップが行われました。

1位 アイルランド
2位 スウェーデン
3位 スイス
4位 フランス
5位 イギリス
6位 オランダ
7位 アメリカ
8位 ドイツ
9位 ベルギー
10位イタリア     でした。

詳しくは以下でチェックしてください。

 こちら

 ドイツチームは今年パッとしません。昨年のオリンピック以降ドーピング問題などでごたごたしている様子が伺えます。
 アイルランドは好調。アーケンでのデニスの優勝に続き今日の快勝です。

詳しい結果は、上のリンクよりresults をクリック。続いて、17日付けでFEI Nations Cup と書かれているところの右手に、再びResults とありますのでクリックしてください。たくさんの映像も見ることが出来ます!

ブロガーの皆さん、アクセスを増やしましょう!

2009年7月17日金曜日

CHIO アーケンの覇者 デニス・リンチ 第一走行の映像

CHIO アーケン グランプリ優勝者 デニス リンチの第一走行を以下でご覧になれます!

ドイツのテレビ放送の録画で、高画質でお楽しみになれますよ!



やっぱり、すごいですよねー、アーケン!

2009年7月15日水曜日

世界中のテレビ番組を自宅やオフィスで視聴!語学力向上におすすめ!

 USBに差し込むだけ!5000もの世界中のテレビ番組、20000放送局ラジオをインターネットを通して視聴できます!

 私がベルギーに居るころ特に感心させられたのは、彼らの語学力です。彼らにとって2~4ヶ国語をしゃべるのはごくあたりまえ!地理的な環境が大きな理由のひとつでしょう。小さな子供でさえ英語を理解します。ベルギー人の知人の子供(10歳くらいだったでしょうか)に一度こう聞いた事があります。
 "How did you learn English?"
答えは
 ”On TV"

でした。
 ベルギーでは映画の放送に言語吹き替えを使いません。すべて字幕で放送されます。ここで子供達は他国語を身近に感じることが出来るんですね。

 以下でご確認ください。お勧めです!
インターネットTVこちら!

2009年7月14日火曜日

<雑談>マイケル・ジャクソンのゴースト?%&’

世界中で大騒ぎになっている以下の映像、もうご覧になりましたか?

”マイケル ジャクソンの亡霊だ”ということですが、、、


2009年7月13日月曜日

2009年 CHIO アーケンの覇者は、、、

 ヨーロッパで行われる多数のインターナショナル競技会の中で最高の競技会だといわれる”CHIO AACHEN”が先週開催されました。火曜日から日曜日までの6日間という、馬にとっても乗り手にとっても長い一週間です。
私自身の関心がジャンピングにあるので、ドレッサージに興味のある方は以下のリンクで調べてみてください。
    ↓ ↓ ↓
  http://www.chioaachen.com (コピーアンドペイストしてください)

 注目の競技はやはり最終日に行われたグランプリ!今年の覇者は、、、

 ドイツ在住アイルランド人 ”デニス リンチ”。

実はこの週、私自身ベルギーのアーケンから30分ほどのところへ私用で行っていたのですが、日曜日にアイルランドへ戻る飛行機のチェックインのときにバッタリ、アーケンから帰りのアイルランド人数人と出会い、少し話を聞くと、同じアイルランド人の優勝をうれしそうに話してくれました。

 ”デニス リンチ”彼は今すばらしい馬達をそろえています。”トップステーブル”と呼ぶ人さえいます。
昨年のオリンピックでドイツのリュドガービアバウムが騎乗した馬も彼の厩舎に移りました。
世界から注目を受けている選手の一人だと言えるでしょうね。