2020年6月28日日曜日

馬に乗りたいなら知っておきたい9つのこと

上記タイトルの海外アーティクルのご紹介です。

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あなたはずっと馬が好きだったかもしれません。

あるいは、初めて馬にまたがる事へのチャレンジに目覚めたのかもしれません。


牧草地で馬に乗るたびに興奮します。

厩舎の匂いも好きです!

そして今、あなたは馬術家になるための長い道のりの最初のステップを踏む準備ができていることを知っています。 あなたは地元の厩舎で乗馬のレッスンを予約しました。そして、あなた目の前にある学習に取り組む準備ができていると確信しています。 始める前に、ここにあなたの新しい冒険への道をスムーズにするための9つのヒントがあります!


1.初心者になる準備をしてください- 長期間です!

あのあぶみに初めて足を踏み入れたら、すぐに満足感を忘れましょう。代わりに、長期にわたって何かを成し遂げるための取り組みを始めましょう。

ブライドルを装着するときに指がぐちゃぐちゃになっても心配しないでください。 

新しい感覚、新しい学習曲線、新しい協調に突入するだけです。それはすべて、道に進む喜びと挑戦です。

2.すべての馬はあなたに何かを教えてくれます。

ライディングスクールで数年の間に多くの馬に乗る機会があったなら、あなたが乗るすべての馬から学ぶべきことがあるということを本当に理解するでしょう。

あなたが馬を購入、またはリースするならば、あなたは長期にわたって1頭の馬で​​働く機会を持つことができます。あなたはより深い関係を築き、お互いをよく理解し、お互いの心を読むことができるかもしれません。しかし、新しい馬に乗るチャンスを常に理解しておくと、効果的に乗るのに必要な「言語」の経験とレパートリーが深まります。

3.優れたメンターを見つけましょう。

あなたのメンターはあなたのインストラクターかもしれませんし、そうでないかもしれません。しかし、この人は、馬乗りとしてのあなたの最初の年の成功にとって重要です。彼女はあなたの質問や懸念に耳を傾け、あなたがあなたの状況に必要な答えを与えることができる人です。彼女はあなたの決定をあなたに導き、あなたが開発に必要な解決策を見つけるのを助けます-あなたがその時にそれらを知らない場合でも。信頼できる人を見つけましょう。

4.素晴らしい専門家や馬の友達に囲まれて。

あなたがあなたの周りの影響力の合計であることは事実です。だからこそ、あなたが尊敬する人を探してください。次に、彼らの周りにいて、あらゆる機会に彼らから学びます。

栄養からヘルスケア、トレーニングに至るまで、地域の専門家と知り合いになること。決断を下すときは常に馬を第一に考える親切で思いやりのある人々に囲まれることが不可欠です。

5.初期の学習は速くて簡単に見えますが、学習が遅くなっているように見えても絶望しないでください。

ある時点で、あなたのライディングスキルは頭打ちになり、新しい学習はイライラして難しくなります。その期間の準備を整え、次の飛躍的な限界に到達するまで、進んで進み続けます。


6.今まで経験したことのない方法で体を動かす準備をします。

馬の存在のため、乗馬は他のスポーツとは異なります。

真に馬と一緒に動くためには、あなた自身がその存在を知らなかった体の部分を調整することを学び、さらに、動く1,000ポンド(重量)の動物の上に留まる必要があります。しかし、恐れることはありません。長期的には、すべてが一緒になるでしょう。


7.見る、読む、学ぶ、行う。

言うまでもなく、馬の背中で行うべき多くの学習があります。本を読んで、動きがどうあるべきかを研究してください。プロやアマチュアのビデオもご覧ください(特に、インターネットでビデオに簡単にアクセスできるようになったため)。クリニックに行って、経験豊富な臨床医の目で他のライダーがどのように成長するかを見てください。次に、自分のレッスンを受けて、クリニックに行き、ショーやビデオを自分で撮ります。フィードバックを求めるためにあらゆる可能な手段を使用します。


8.「わずかな知識は危険」の段階に注意してください。

これは、ライディングのキャリアにおいて少なくとも一度は誰にでも起こります。間違いを犯して、そこから学んだことで、馬に関連するスキルにかなりの自信が持てるようになります。
あなたは、一瞬落ちるかもしれないような感覚なしに、ウォーク、トロット、そしてキャンターするための必要な体のバランスとコーディネイションを発達させます。乗ると同時におしゃべりも可能になります!

このようにすべてが集まり始めると、最初より少し自信が増すかもしれません。あなたはより多くの乗馬のリスクを取り始めます。自分に合うようにルーティンを変更することを考えるかもしれません。- 厩舎の変更、あるいはインストラクターの変更など。

ローマへの道は長く確かにたくさんありますが、特に馬の世界では、さまざまな人々のシステムを何度も理解しようとするほど、混乱することはありません。


9.馬に耳を傾けよう。

実際に馬を「聞く」ことは可能です。良ければ、あなたの馬はより乗りやすくなることによってあなたに彼の喜びを示します。馬は落ち着きますが、同時にあなたに反応します。馬はグラウンドマナーを改善し、サドルの下で一貫性を開発し、より良いパートナーシップに向けてあなたと協力します。

一方、彼が受容性を失い、扱いにくくなり、全体的な状態が失われると、これはあなたが望んでいる道ではないことがわかります。ひたすら馬の言わんとすることを聞いて、フィードバックに従って決定を下してください。

以上、うまくいけば、これらのヒントは、初心者からベテランにまでも役立つでしょう!

2020年6月8日月曜日

意欲的に自身を持ったパフォーマンスをする馬に育てるという事

こんにちは。

今日は馬を育てていくうえで、どこか皆さんの頭の片隅にでも置いておいておいてほしいと思う事をつぶやいてみたいと思います。

馬はライダーにとってのパートナー。以前に上げた記事の中で、私個人的な感覚、意見として馬を ”調教する” という上から目線の言い回しを私は決してしないというお話をしたことがあります。物凄く違和感を感じるんですね。ですのでトレーニングと言わせてください。

若馬の素材選びは非常に重要なわけですが、素材を選択した後育てていくトレーニングの中で私が常に(感覚的にですが)大切にしている事があります。

それは、

馬のやる気を失くしてしまうようなやり方は避ける。

ということです。
馬によって、また馬の状態によって少々強引にトレーニングする場面はもちろん出てきます。いつもスムーズに進むわけではありません。でもその強引に引っ張ってやった後、それなりの答えを馬から受信しなければいけません。


さて、若馬はまだ経験が浅く、色々とミスも有るものです。体もまだしっかりとしていません。
昨年よりも今年、先月よりも今月、昨日よりも今日、多少なりとも進歩を感じ取ることが出来れば良しと判断し、馬に気づかせることのできるトレーニング方法を出来るだけ選択したいという感覚です。

近年は良馬が多く生産されるようになり、一昔前の様にトリッキーな難しい馬も減少方向にあるかと感じます。またこういったオーソドックスで乗りやすい馬でなければ売りにくい現実もあります。

教科書通りにトレーニングの入る馬もいれば、少し工夫してやった方が断然伸びる馬もいます。また馬によっては様々な理由により、その馬独特のトレーニングを必要とする場合もあるかもしれません。山の登り方にもいろいろあるわけです。

誤解を招くといけませんので一言。

やり方は色々あると言えど、根本的なセオリーは曲げません。
身体的な面を見た場合これらのセオリーは全ての馬に通ずることでしょう。
しかし、健康面や性格、気質などといった事も考慮していかないといけないのです。


では、最終的に数年間のトレーニングの後どのような馬になってほしいか?

リングの中で自信満々に委縮せずその態度を大きくし、生き生きと意欲をもってパフォーマンスする頼れる相棒としての馬です!

この様に育った馬は売却先でも喜ばれ、また次のライダーを育て、大切にされていく事でしょう!!

ただ、もちろんのことですが、その後のメンテナンスやしっかりとしたトレーナーの下でのトレーニングは必須です。放っておいてもその状態が続くという訳ではありません。
ライダーが未熟な場合は、トレーナーがしっかりとトレーニングし続ける必要が出てきます。


私自身はジャンピング専門ですが、ドレッサージでも同様に考えられると思います。

個々の馬の持つ才能をどの分野で開花させてやればよいのかを、我々人間が彼らの命に責任を持って選んでやるべきだと思います。

その上で、この様にトレーニングを受けて育った馬。ほぼオートマチックでパフォーマンスしてくれる馬の分かりやすい映像を一つ上げておきます!



この馬、体高180㎝程ある大柄で力のある馬です!当時7才。
昨年来られた顧客が、一緒に連れてきた子供に乗せてみたいと言い、その時の様子をビデオに撮ったものです。ですので、この子が転乗りした時の模様です。

この男の子にそれなりのセンスがあることには違いありませんが、馬が身体的にも精神的にもそこそこ出来上がっているからこそ可能なパフォーマンスだと言えます!でなければこの馬に引っ張りまわされたことでしょう!

馬は自信を持ってパフォーマンスを楽しんでいます!また何をするべきか分かっているんですね!


という事で、たった一つの映像からも色々と考えさせられることや気づきがあればと思いました。この馬がどんな馬か一言あると映像の見え方も違ってくるのでは!

少し上から口調になってしまったかもしれませんが、私もまだまだ修行中!

参考まで!!




2020年6月3日水曜日

フリーアクセス期間終了いたしました。

こんにちは。

先月中旬に出したプロモーション、コンテンツサイトへのパスワードフリー配布。

多くの方々のご関心を頂きました。

  EY Equestrian オンラインスタディ&コーチング

5月いっぱいのアクセスで終了しましたが、早速数名の読者様から、メッセージやご感想等を頂いています。

メッセージをお送りくださった皆様、有難うございました!!

インターネット上での見ず知らずの人々とのやり取りの中でも、この様なメッセージを頂き(まったく無反応な方ももちろん居られ)、私自身色々と印象を受け取っています。

フェイスブック上でのメッセージ交換、情報交換は欧米人の方が気軽に積極的に行っている様に感じます。時に度を過ぎる事も有りますが、、。

日本ではTwitterが主流の様ですね。でも多少使い方が違っているように感じます。

日本でも少しずつ規制が解除されて、乗馬を再開出来始めていると聞きました。
馬の上にいるのが一番コロナ感染しにくいんだろうと思います!

ヨーロッパでの感染、死者数は日本よりもはるかに多かったわけですが、私の周りで馬関係者の中に感染した人が居るという話はまだ聞いていません!!


少し話が逸れてしまいました。



乗馬、馬術は常に学ぶべき事、発見する事、試行錯誤する事が多くあります。
教科書上の理論も、実践の中での納得、感触を掴めなければ役に立ちません。

感覚だけで乗るライダーは、年齢と共に腕が落ちていったり、若い馬や乗り手を育てる事が出来なかったりします。
理論だけでフィーリングが伴わないライダーは、馬からの受信が出来ず、自身の考えを馬の状態を見ずに押し付けがちになってしまいます。

自分自身に足りないところを発見、意識し、さらに前進していく為には、どうしても頭とフィーリング、分析と挑戦などが求められると思います。

多くのプロで優秀なライダー達もこれらの試行錯誤と調査の日々です!

コンテンツを通して、欧米人の乗馬、馬術への向き合い方を感じ取っていただけるのではと思います。

今回コロナ外出自粛期間中の企画としてコンテンツを公開し、終了いたしましたが、いつでもご参加いただけます!

今後ともどうぞ宜しくお願い致します。