2019年1月31日木曜日

乗馬に自信をつける5つの方法

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一月最後のコンテンツは 「自信ある騎乗を可能にする5つの方法」

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私たちは皆、自信を持って馬に乗るべきであることを知っています。

馬は私たちの心の状態を文字通り感じることができるということを知っています。 -  彼らは私たちの扶助、バランス、そして私たちの躊躇を感じます。

さて、自信をもって馬に乗れるようになる為に出来る事があるのでしょうか?
答えはYES!

一部のライダーは他のライダーよりもそもそも本質的な自信を持っている可能性があります。 しかし自信は学ぶスキルの副産物です! ここにあなたがサドルにいる間あなたの自信を向上させるために学ぶことができる5つの方法を上げます。

1.馬をしっかり動かしましょう。
馬が本当にあなたの下で動くようにするには、ある程度の勇気が必要です。私たちの多くは、手を引いて馬の動きを遅らせ、封じ込め、「回収」し(たぶん実際にはそうではありませんが)、諦めてしまうことさえあります。時々、私達はまた馬の動きに遅れを取って、物理的に遅れてしまう事も、、。
馬が勝手に走り去るべきであるという意味ではありません。馬の上で私たちはほぼ何もしないべきです。私たちは常に馬とつながり、バランス、真直さを追求するべきです。私たちは馬のために正しいリズムと良いテンポを維持するために常に見守っているべきです。
しかしそれは馬に自身のバランスを見つけさせ、彼の体後方を使用することができるように十分に活気づけさせ、そして動き回ることを可能にすることについての詳細です。あなたが動きを許可することができれば、あなたは馬が比較的少ない歩幅でどれだけの地面を覆うことができるかについて最初に驚かれるかもしれません。それは力強くそして強く感じるかもしれません。
あなたの体は動きに慣れる必要があります。時々、あなたは意識的に馬、特に上半身にとどまるために頑張らなければならないかもしれません。
2.振動を気にしないでください。
自信を持ったライダーは多少の振動を彼女の背中から転がり落ちるのを許します。言い換えれば、もし馬が歩様を乱したり、少し走り出したりしたとしても、自信を持っているライダーは、流れに乗るのに十分なスキルを持っています。彼女はほとんどストレスもなく笑いながらもそれをすべてやり遂げます。馬も彼女の自信を感じて落ち着きます。
”自信を持っているライダー”が”気まぐれなライダー” と言っているのではありません。しかし、この様な予期せぬ動き、振動は必ず起こり、あなたがより冷静なほど、リズムとテンポに早く戻ることができます。
では、どのように様々な動きやバウンスに乗ることを学ぶことができるのでしょう?
馬が横または上に一歩踏み出したときにとどまるためにスキルを獲得する必要があります。
もしあなたが乗馬歴の早い段階であなたの騎座を発達させるために、優れた馬(そしてインストラクター)を持っているならば、それは役に立ちます。集中レッスンは見つけるのが難しいかもしれませんが不可欠であり、素晴らしいシートへの最短パスです。そうでなければ、乗る、乗る、乗る以外の答えはありません(できれば多くの馬)。それは練習、時間と経験です。
3.忍耐力と影響力で乗ります。
基本的に、私は忍耐力を持って乗ることが自信の重要な要素であると感じます。技能の習得、練習、そして自己啓発に忍耐強く乗ることができるライダーは、常に自信を持って構成されたライダーになります。
忍耐とはどのようなものか?
・馬の動きを改善するために自分自身に目を向けるライダー。
・馬の反応をもう少し待つ意欲。
・たとえ望ましい動きが完全に達成されなかったとしても、良いメモを仕上げることは一日の乗り心地から十分すぎることを知っています。
ライダーが馬に影響を与えると、その騎乗は効果的になります。馬の落ち着いたリラックスした反応を得るためのライダーの能力によって、影響は明白です。彼女は即座に修正を行います(または、問題が最初に出ないように問題を予測します)。彼女は小さな扶助を使います。彼女は馬のバランスを改善しながら彼女自身のバランスを維持します。馬に成功させる事を可能にします。
4.胴体を開いたままにします。
時に騎乗姿勢が防御的または怖がっているライダーを見つけることができます。 そしてこの姿勢は自信を持っているライダーにも当てはまることが有ります。
あなたの上半身の調子と強さを維持することができれば、あなたはあなたの胴体の中で「開いた」ままでいることができます。 これは、上半身の背が高く、動きの間も背が高いことを意味します。 あなたの肩甲骨が平らで正方形で、 あなたの腰はあなたの中心が馬の背中で自由に動くことを可能にするのに十分に開いています。 あなたのあごは地面と平行で、あなたの目はあなたの馬の耳の間を見ています。
反対は、これまでにありがちな胎児の位置(馬の首に向かってぶら下がって転倒したとき)、肩を丸め、体を見下ろして緊張を運んでいることです。
胴をしっかり開いた姿勢を達成するまでは、正しい姿勢を偽造しているという事です。
5.呼吸する。
最後に、自信を持ったライダーは”呼吸します”。 一歩一歩で!。 すべての動きを通して!。
息切れは緊張感、そして動きを最後まで終える前に止めてしまうことをかなり保証します。
例えば、ある駈足運動の後半に動きやバランスが崩壊してしまうと、おそらくあなた自身の呼吸が止まってしまう事を知っているでしょう。 あなたが自分で息を吸ったり息を吹きかけたりしているのなら、馬の歩幅に合わせて吸い込んだり吐き出したりすることができるかどうかを確かめてください。
もし望むなら、あなたは大声で数えるか、または次の事を試してください。
- あなたの馬の動きとテンポで一緒に歌ってください。 歌うことはあなたを左脳から右脳へ連れ出し、あなたを呼吸させ、そしてあなたとあなたの馬にとって心を落ち着かせる影響として働くでしょう。
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”自信が持てる”という事は非常に大切な事です!
失敗、上手くいかない事、への向き合い方や対処方法は、
自身の中で前向きに取り組める意欲を自分自身に持たせることです。
これは難しいようですが、可能な事です。
・後ろ向き、ネガティブな事としていつまでもくよくよ引きずらない事。
・引きずらないようにする為に、なぜ出来ないのか、なぜ失敗したのか、理由を知る事。
・他者からの指摘は参考とし、自分自身で分析、精査出来るだけの知識持っている事。
これらがあれば、決して後ろ向きにならず、前向きに意欲をもって取り組めます!
成功の手ごたえというものを感覚的につかむ必要があるのですが、
知らない感覚を探すという事は非常に困難な所がいっぱいあります。
この過程では、
1.チャレンジ
2.疑い(自分のしている事が正しいのか間違っているのか)
3.確信
という工程になるでしょう。
闇雲なチャレンジは当たる確率が非常に低くなってしまいます。
疑う部分は信じる物がなくてはいけません。
この工程を後押ししてくれるのが、知識です!


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2019年1月28日月曜日

良い乗り手が持つ6つの要素

こんにちは。

今日は”良い乗り手”とされるライダーが持っている要素を考えてみたいと思います。

”馬の上に綺麗に座れている”という事は大切な最低条件でありますが、それだけでは良いライダーとは言えません。

レベルを問わず共通して考えられる ”良いライダーの持つ質” を6つ挙げているドレッサージトレーナーの言葉です。

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1.あなたの馬はあなたを理解している。:
  優先事項は馬との明確なコミュニケーションである事

2.あなたは馬の視点から物事を見るために最善を尽くします。

3.あなたはエゴ(自我、利己的)から行動しない。

4.あなたはあなたの馬にあなたの欲求不満をぶつけない。

5.あなたが馬にするように指示したことにあなたは従うことができます。

6.あなたの馬はあなたを信頼に値するとみなしています。


私が「いいライダー」とは呼べないであろう、教育を受けた経験豊富なライダーがたくさんいます。そして逆にそれほど教育を受けていなく、経験豊富ではない「いいライダー」がたくさんいます。

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これらは技術的にどうこうという事ではありませんね。

何をもって良いライダーとするのか?は結局は上記の ”乗り手の馬に対する態度” と言えます。なぜなら、これらが無ければ馬は段々とやる気をなくし結局は良いパフォーマンスに繋がらないからです。

ジャンピングでこのようなやる気のない馬、乗り手を信頼しない馬を相棒にすると致命的です。障害を拒否する事に繋がります。乗り手と馬との間の信頼関係と馬のやる気を引き出す事は何よりも重要な事なんですね。

馬に対する姿勢、態度が上記の条件に沿っているライダーは自主的に馬をもっと理解しようとするものです。常に馬に対して ”聞く耳” を持っています。また、大抵彼らは人目の無い所でも色々と自分で勉強しています。



日本ではごく当たり前に ”調教” という言葉を使うわけですが、私は個人的に絶対に使いません。”自分よりも下等な者を調教する” という感覚ではないからです。”自分の相棒をトレーニング” します。
よく大して腕のない人が ”馬を調教する” と言っているのを聞くと、”え~!、害を与えることが有っても改善できる腕もないのに、上から目線?” と失望してしまいます。”反対に馬に調教してもらえば?” と言いたくなる、、。 
すいません、余談でした!

いずれにせよ、これらの要素は大切です!




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2019年1月20日日曜日

乗馬、馬術の基礎

何をするにも ”基礎” というのは大変重要です。

初心者であれ、競技者であれ、トレーナーであれ、必ずどれだけ基礎がしっかりしているかにより全く質が変わってくるでしょう。

では、一体何が ”基礎” なのか?

ジャンピングであれウェスタンであれ、分野が違っても必ず目を向けるのが Classical Dressage 古典的な馬場馬術 と言えます。

実際の例を挙げると、ジャンピングのトップライダー、キアン・オコナー氏 オリンピックメダリストでもある現役のトップ選手ですが、彼は彼の抱える乗り役に定期的にドレッサージの先生からのレッスンを受けさせています。

また、アメリカのジャンピング界の第一人者であるジョージ・モーリス氏もClassical Dressageあるいはトレーニングスケールという事を頻繁に口にします。



馬場馬術は一部の馬場馬術競技を目指す人だけのものではありません。
全ての馬術の基礎です。

しかし、残念な事にここに目を向けようとする人、あるいはその根幹、意義を知ろうとする人が非常に少ないのが現実。馬場馬術競技に実際出場している人でさえ、本質的な理解の乏しい人が多いわけです。


あるドレッサージトレーナーが以下の様に解説しています。

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馬場馬術とは以下の様なものではありません!

1.馬を壊すような訓練
 馬場馬術のトレーニングが適切であれば、馬のバランス、調整、および足の運びが向上します。 歩行は改善するはずです。 馬の駆けやすさが向上するはずです。 馬は誇りを持って仕事に喜びを見いだすべきです。 良い仕事は時間をかけてゆっくりと馬を築き上げるのに対して、悪い仕事は馬を短時間での結果を求め体に負担をかけます。 馬をゆっくり体操させるためには、忍耐力と献身的な努力が必要です。 それがゆっくり、穏やかに、正しく馬を築き上げるのか、それともその代わりに速やかに彼を解体させるのかについては、「迅速な修正」であると約束するもの、あるいは不自然な方法で馬を拘束するものは疑うべきです。 ほとんどの場合、素早いまたは力ずくの方法は緊張、痛み、恐怖、そして時には長期にわたる損傷を引き起こすことになり、馬場馬術にはなりません。

2.繰り返すだけの退屈な仕事
 何度も何度も何度も蹄跡を回ったり、永遠と20m円運動を繰り返すことでその運動の改善を期待しているのなら、それは馬場馬術ではありません。 馬場馬術では、馬の体のさまざまな部分を操作するためのさまざまな方法が用意されているので、すべてのことを理解し始めると、もう「蹄跡を走り回る」だけで満足することはできなくなるはずです。 馬場馬術は、「単に並足、速足、駈足をする」のとは大きく異なります。 若い馬でもあまりまだトレーニングされていない馬でも、馬場馬術の運動バラエティは馬を強化するものであり、馬自身をよりバランスのとれた状態で体を使い、体の両側を均等に発達させることに挑戦します。 あなたのルーティンを「単に歩いたり、走る」から「馬場馬術をする」に変えるためのアイデアが ”乗馬の質” を向上させるでしょう。

3.うまくやるのは簡単 
申し訳ありませんが、馬場馬術をうまくやるのは簡単ではありません。 簡単だと言う人はあなたに何かを売ろうとしている場合が大半でしょう。 ある種の「馬場馬術の動きっぽい事」を表現するのはとても簡単です。よくトレーニングされた馬で生徒に、「馬場馬術の動きっぽい事」を感じさせることは出来ます。 しかしそれは本質的な動きとその意味、扶助の役割などを踏まえた乗馬とは全く違うものです。 プラス面は、馬場馬術は非常に進歩的であり、特に指導の際”トレーニングスケール”などを使うならば、非常に自然に一つの要素は次の要素につながります。 あなたが最初からしっかりとした基礎を築くならば、時間がたつにつれて進歩しないといった事が無くなるでしょう。 あとは時間と労力、努力です。誰でもそうですが、上手くなりたいと思うのは皆同じでしょう。

4.高価な馬を持つお金持ちのためだけのもの
もちろんNOです! 馬場馬術の訓練は、徐々に馬を育成することです。 どんな馬でもです。 実際、馬場馬術は、行動の仕方や行動やトレーニングの問題がある馬にとっては時間と労力の節約の恩恵になり得ます。 それは、優れた乗馬を生み出すための体系的な方法です。 さて、オリンピックの馬場馬術について話しているのなら、多分そうでしょう。 しかし、あらゆる種類の、あらゆる年齢、能力の馬に馬場馬術をする普通の人々がいます。 馬場馬術は、目的に合わせて繁殖した馬のほうが簡単な場合があり、お金がたくさんある場合はほとんど何でも簡単ですが、馬場馬術は裕福な人に限られているわけではありません。 乗るべき馬と学ぶ意欲があるならば、馬場馬術をすることができます。

5.馬場馬術競技に出場したい人々のためだけのもの
馬場馬術競技に出場しないが、馬場馬術を学ぶ非常に多くの人々がいます。しなやかでバランスのとれた、反応の良い、運動用の馬を持つことはどんな分野でも適しているため、ハンター、ジャンパー、イベンティング、ウエスタン、またはトレイルの馬で馬場馬術を訓練する人々がたくさんいます!また、馬場馬術はおそらくそれが自然に進行する方法のためにそれ自身で非常にやりがいがある数少ない分野の1つです。いくつかの分野では、あなたが本当にうまくいったかどうかを知るために競争するために比較対象である競争相手が必要です。例えば、ジャンピングのジャンプオフの様にです。馬場馬術の訓練では、たとえあなたが競っていなくても、最初に新しい動きを可能にし、それらを簡単で楽しいと感じるので、あなたは馬でレベルを上げることを楽しむことができます。あなたの馬は、あなたが可能であるとは思わなかった方法で動くことを申し出るでしょう。そして、あなたはあなたが今まで想像していなかったより調和のとれたシートと洗練された扶助で乗ることを学ぶでしょう。あなたが到達するそれぞれの新しいレベルで、乗馬の喜びはより大きくなります。そして最良の部分は、それはかなり無限大です。学ぶべきこと、試してみるべき新しい演習、そして設定できる新しい目標が常にあります。

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私自身、専門はジャンピングです!

これまでに色んな馬を手掛け、また色んなライダーのトレーニングもしてきました。

上記の様なベースを実際に実戦で大いに生かし、ドレッサージの知識と技術をジャンピングの馬に適用していく意義、必要性といったものを実感してきました。
簡潔に言えば、めちゃくちゃ役に立ちます!
また、馬を健康的に幸せにすることが出来ます!

多くのトレーナーは小手先のテクニックで明日の競技会で好成績を出すことで顧客を満足させる傾向にあるわけですが、長い目で見ればこれは非常に遠回りなだけではなく、馬にダメージを与えてしまうわけです。そういう例も目の当たりにしてきました。

実際このようにダメージを受けた馬を馬場馬術の運動、技術によって復帰させた例もあります。

馬場馬術の習得とは、その動き動きを形にすることが真の目的ではなく、その動きの意義を理解し、馬を改善することにあります。そこを踏まえれば自然と形づけられるはずだという事です。
多くの馬場馬術選手もこの部分の考え方が逆になっているパターンが多いのではないでしょうか? ですのでヨーロッパからの馬の購入時がピークであとは下り坂という結果になってしまいます。

”初心者、あるいは初級者である我々には無縁” と思われがちですが、体がついていかなくても考え方が的を得ていれば次第にその方向へすべて向かうはずです。
実際にEY Equestrianオンラインスタディ&コーチングには初級者の方々も多くご参加されています。時々頂くメッセージは、

「馬に乗る事が以前よりも有意義に、楽しくなりました。」

というものです。

乗馬、馬術の理解が一般にまだ浅い日本において、より多くの人々に本質、本物の乗馬、馬術を知っていただきたいと思います。


多くの枝葉をいくら綺麗に整えても、一本の根幹が腐っていればその木はいずれ枯れてしまいます。
目に見える派手で豪勢な枝葉に心を奪われ、目に見えにくい根を分析しなければ、それはただの”馬術ごっこ”。

このことに気づくのは、早ければ早い方が時間の節約になるだけでなくより多くの馬を幸せにすることに繋がると信じています。



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2019年1月19日土曜日

SNSによって攻撃(いじめ)を受けたアマチュアライダーの悲劇から

先日私はアイルランドの友人と電話で色々と話していました。
その中で何気なく彼女が持ち出した話題が、

ある酷い乗り方をするアマチュアライダーがSNS で世界中の人々からの攻撃を受けて自殺してしまった、という話です。

私も”下手くそは罪”という事を言っています。
しかし、これは個人個人にそのことを自覚してもらうためのもの、学ぶことの大切さに気付いてもらうためであり、ある一個人をこのように攻撃、いじめる為のものではありません!

この事に関してあるイギリス人ブリーダー(馬の生産者)コラムニストがある記事を書いています。

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ソーシャルメディア上でイギリス人をいじめた集団が世間の注目を集めたわずか数週間後に、オンラインで嘆かわしい人間の行動の同様のケースが起こりました。キーボードの戦士たちは先週末にカリフォルニアで競い合ったアマチュアの馬場馬術のライダーを辱めていじめることで彼らの次の十字軍をスタートしたのです。

初心者、アマチュアライダーが習得できないレベルで競技することを可能にする失敗した全国的なショーシステム(競技のシステム)を非難する代わりに、またはそのような未熟な生徒をショーリングに送るというトレーナーの動機を問う代わりに、ライダーが十字架につけられました。

Eva-Maria Broomerは、最新の馬術サイバーいじめ事件についての彼女の考えを共有しました。

Eva-Maria Broomer: "それは憤慨です!"

私たちはみんな、馬が大好きだと思います。それらの一つ一つ。そして、それゆえ、自分自身も認める最も難しいことは、私たちも彼らを傷つけることです。これが意図的なものであることを私は非常に疑問視しています。彼らの台紙に痛みを与えるという明確な意図を持っているわけではありません。問題のシンプルファクトは私達が間違いを犯すということです。経験不足、無知、無意識、意識の欠如、欲求不満や恐怖などの否定的な感情をコントロールできないこと、あるいは単に私たちの体が意図したとおりに機能しないからです。

私たちは皆、ソーシャルメディアで共有された非常に不幸な乗馬の例をいくつか見てきました。私たちは激怒し、嫌な思いをする事です。 「もう1つの例」は、「罪のない馬が苦しめられている」と考えているので、「共有」ボタンを押して気持ちを晴らすことができるという小さな満足感を与えてくれます。私たちは「違いを生む」ことができます。 「名前と恥」は、その人が自分のやり方の誤りを指摘された結果、馬の乱用者から思いやりのある同情的なライダーに変わっていくように我々は考えているのです。

しかし、実際は?私たちがソーシャルメディアで見たような憤慨とコメントの猛攻撃に直面した場合、自分のやり方の誤りとそれに続く自己変革の認識は、本当に最も可能性の高い結果でしょうか。それは非常に疑わしい。攻撃に直面して、最も自然な反応は防御です。多分動揺し、多分怒り、多分両者の混合物です。かなりの反抗姿勢に入るでしょう。いずれにせよ、馬にとっても、乗馬にとっても、状況を改善するための生産的な反応ではありません。

私たちの「怒り」を表現することは、主に1つの目的に役立ちます。それは、私たちの気分を良くすることです。

馬場馬術における馬の福祉について、私たちは長く注意深く観察する必要があることに私は完全に同意します。そうでなければ、それは間違いなくスポーツではなくなり、芸術の一種であったものの終わりを意味するでしょう。ますます多くのプロフェッショナルで知識豊富なライダーやトレーナーが発言し、馬場馬術を自由にとどめることができるような方法で馬を教えることで、馬場馬術をその根幹に戻すために精力的に取り組んでいることを見るのは心強いことです。

しかし、それには謙虚さの必要性があります。私たち全員がそのための旅をしているという認識が、誤った形の拡散された旅を生み、そのうちのいくつかは意図しない残虐行為さえ引き起こしたのです。

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少し前に上げた記事 ”オリンピックメダリストからの苦言” でもありましたが、競技に出場するには何らかのルールの適用を考えるべきであるという事がここでも上がってきたわけです。

フェデレーションの責任、トレーナーの責任といったものに焦点が向けられています。

悲しいかな、人はこのような行動をとりがちです。
この様な攻撃をした人々の大半は、自分が何をしているのかあまり考えず、自己満足の為に他と同調し、しかも馬に乗る技量が彼ら自身トップであるかと言えばそうではないはずです。人の批判の前に自身はどうなのか?という事を考えなければいけないことです。

我々一人一人が出来ることは、上記の記事で言われる ”旅” を歩むための努力ではないでしょうか?
そのために昨日よりも今日、今日よりも明日、馬そして馬術の理解を深めていくことが大切です。我々が無知であること,学ぶことに無関心である事は馬にはもちろんの事、その人自身にとっても不幸な事であると言えるでしょう。



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2019年1月16日水曜日

音楽家、陸上選手からの上達のヒント 「ずれ」の矯正

こんにちは。

今日もたまたま見つけたあるウェブページのシェアです。

上達するのに、”努力と根性で頑張る” というのは最低限の事です。厳しい言い方をするとこれは ”当たり前の事” 。
しかし、単に頑張るだけではなかなか前へ進めなくなることが多々出てきます。
これらの壁にぶち当たるとスランプに陥るわけですね。
このスランプをどう乗り越えるか?という事の為のヒントになるかもしれません。
また、このヒントで上達するスピードも変わることでしょう。

以下がその記事のリンクです。

最速で上達するためにスポーツや歌をたくさん練習するよりも前にやっておくべきこと


いかがでしょうか?

馬に乗る上で共通することがたくさんあると思います。

まず 身体的な”ずれ”の話は、乗馬の場合人間の事だけではなく馬の体の”歪み”もその視野に入れなければいけません。ですので他のスポーツよりも複雑になるでしょう。
初心者の内に出来るだけ自身の体のずれを認識できれば、より積み重ねがスムーズになるように思います。これはスポーツすべてに共通することで、自身の体を認識することが大切です。

また、ずれたままを永遠引きずり、それでも多少の進歩があることを、

”根性で反復練習してしまう原因になっています。しかし、これでは他のことをやったらまた下手になってしまうのです。”

という風に言っています。
馬の場合、それは顕著に出てきます。この馬では出来るのにあの馬では出来ない、といった事ですね。馬を変えると自分の技量が通用しなくなるパターンです。
腕の良い乗り手ほど、様々なタイプの馬に対応できるでしょう。

「無駄な練習」の事を最後に言っていますが、これはこの無駄な練習をある時期闇雲にやり、成果につながらない事からこの人が後から振り返ってそう感じると分析した事です。ですので、ある意味必要な時期ではあるかと思いますが、その期間があまりにも長い場合、「考える」ことをしなければいけません。

この記事では彼らの経験から”ずれ”という一つの答えを教えてくれています。
これは、個人個人が感覚的にそのことを認識出来なくてはいけませんね。

この記事から私が感じたことは、
”体のずれ” よりも ”考え方のずれ” を矯正する方がさらに速いという事。
つまり体のずれを自身で気づける脳が必要であるという事です。
武井さんが気づくことを自分で気づけるようになればいいわけです。

脳はすべてをコントロールします。

”考え方”はその人の馬の乗り方に現れてくるものです。ですので

 Aさんは真剣に乗馬のスキルを上げようとしている。

 Bさんはテキトーに馬に乗って遊んでいる。

 Cさんは自分の健康のために馬に乗っている。全く馬を見ていない。

といった事が、見ている方に伝わってくるものです。


これらの例はおおざっぱな例ですが、真剣に腕を上げようとしている人の中でも様々な種類の考え方がその乗り方に出てきます。

目の付け所、注目するべき事が ”ずれていないか” という事問われるのではないでしょうか?




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2019年1月13日日曜日

孔子の教え

中国の偉大な人物、孔子。
ご存知ない方はいないと思います。「論語」の言葉、”子曰く、、、”の子に当たる人。
日本人は大半の人が知っていますね。西洋でももちろん孔子、論語の研究は有り、孔子の事を Confucius と言います。知っている人は知っています。

さて、この孔子という人、馬の扱いが大変優れていたと伝えられています。
馬だけではなく彼は動物すべてを大切にしました。動物の扱い方が現代でもあまり感心されない中国において、何千年も昔の時代においてです。

西洋の著名人の有名な言葉に(誰だったかは忘れてしまいましたが)

 ”その国が進んでいるのか遅れているのかは、国民の動物の扱い方を見れば分かる”

と言った人もいました。


さて、そんな孔子の言葉を綴ったのが「論語」です。
論語では優れた人の事を ”君子” と呼び、 大したことのない人の事を ”小人” と呼びます。

その中にこのような有名な言葉があります。

”君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず”

意味は
君子は人と調和し、仲の良い状態を保てるが、何にでも賛成はしない。
小人は何にでも賛成するが、人と調和はしない。

もっとかみ砕くと
学徳ともにそなわった君子と言われる人物は、人達とやわらぎ親しむが、 付和雷同(自分にしっかりした意見がなく、軽々しく他人の意見に同調)することはない。
小人は、私心私欲があるために、利を見ては雷同しやすく、条理に従って和合するとい うことがない。徒党を組む。


なんでこんなことを急に取り上げたかというと、随分前に日本で遭遇したある光景を思い出したからです。

その光景とは、

あるクラブで一人の会員Aさんが自分の馬を購入したのですが、なかなか手に負えず苦戦していました。毎日のように振り落とされたりしていたわけです。

その様子を他の会員さんたち4~5人がのんびりとお茶を飲みながら見て、

”なんであんな馬買ったんだろう?お金もかかるし、おとなしい会有馬で練習すれば安くて安全でいいのにね~!” とワイワイガヤガヤ皆同調していました。

数日後私はある馬に乗る上のアドバイスをそのワイワイガヤガヤやっていた中の一人にしました。彼女は ”あ~、そうですか。” と普通に聞いていました。
たまたま全く同じアドバイスをそのAさんにすることになったのですが、Aさんからの返事は、 ”あ~っ!そうなんですね!イイことを聞いた!有難うございます。” という感じだったんですね。
全く受け取り方が違いました。

つまり何が言いたいのか?

Aさんは周囲の人と同調することなく、自己投資して馬を手に入れ自分でどうするのか思い悩み、人の数倍時間を取り、さらに毎回落馬というダメージを受けながら前へ進もうとしていました。彼にとってこのアドバイスはたいへんありがたいものだったわけです。
一方お茶を飲みながらワイワイガヤガヤやっていた人は、いつもおとなしいスクールホースでインストラクターに手取り足取りされながらAさんの様な苦労をせず優雅に乗馬を楽しもうとしていたわけです。同じアドバイスにもあまりありがたみや感動が無いわけです。

この二人の主体性は全く違うものです。
すぐに同調して深い議論は出来ない、というのは常日頃あまり考えることなく自身の意見や悩みをそれほど持っていない状態。そもそも考えたく、あるいは悩みたくないからでしょう。
さて一年後のこの二人、お察しの通り腕のあげ方、理解の仕方が全く違うものになってしまいました。
上達するかしないかは先生次第ではなく、最終的には本人次第であるという事です。



さて、皆さんはどちらのタイプなのでしょうか?


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2019年1月12日土曜日

進歩の条件

前回の記事、”オリンピックメダリストからの苦言” ですが、FBで多くの方がシェアしてくれたようです。有難うございました。

アクセス数が普段の10倍以上! びっくりしました!

多くの方から共感の声があったわけですが、ではあのメッセージから実際自分に何が出来るのか?という事を具体的に考えたり、何か行動を起こしたりする人がいるのかどうか?

”心構えを持つ” というのは一つの入り口で、あのメッセージをいつまでも思い起こせるようにすれば馬の扱い方など気配りが出来てくるかもしれません。
馬を自身の楽しみの為、あるいはスポーツの為の道具と見るのではなく、楽しむ相棒であり、スポーツ競技会においても一緒に勝負を戦ってくれる相棒という感覚になっていくと思います。


馬が一番ありがたく感じるであろう事は、乗り手が上手くフィーリングをもって乗る事が出来る事。


 乗り手がその馬を理解し乗る事が出来るか?

 毎回乗るたびにその理解度が上がっているのか?

 技術的に進歩しているのか?


これらを自問自答し、少しでも理解度の向上、進歩を感じる事が出来ればその日は大きな成果を上げたことになります。

この部分は自分の中での感触が最も正確に答えをくれるものです。”先生に褒められた”からではありません。偶然できたというパターンが有るからです。その偶然をキャッチするのが自分の中での感触です。ここの部分が敏感な人は先生に褒められる前にすでに自分の中で納得しているわけですね。


では、その探し求めている感触とは一体どのようなものなのでしょうか?

子供や若いライダーであれば、ちょっとしたチャレンジが出来るかもしれません。そのチャレンジから馬が様々な事を感覚的に教えてくれます。しかし、欧米の環境と日本での環境を比べると彼らが得られる鞍数、経験量は微々たるものです。
中年以上の人にこのチャレンジは少々リスキーですね。
さて、この部分をどうクリアーするか?

方法論として、
一つは 今の自分のレベルに適切な馬を用意することで馬から教わることです。
二つ目は,出来る限りの鞍数を積むこと。これは最低限の努力です。
三つ目は、もし自分の体が少しどんくさいと感じるのであれば馬に乗る以外にも体をフィットさせる努力。
四つ目は、学習です。


一つ目と二つ目は時間的に、あるいは経済的にやりたくても制限がかかる人が多いかと思います。
しかし、三つ目と四つ目はやる気さえあれば出来る事!!

少し体が重たいと感じるのであればジョギングするとか、体が硬いと感じるのであればちょっとしたストレッチ体操やヨガ運動をやってみるといった事です。

最後の学習ですが、非常に重要であるにもかかわらず大半の人々がおろそかにしている事!
セオリーにはすべて馬の構造学上の根拠があります。これらの知識はたとえ初心者にでも学習することが出来ます。逆に初心者ほど知るべき事。
これらは、レッスンなどで教えられることの理由を全て説明しています。

日本ではこれらの解説をする書籍や資料、あるいは雑誌などのアーティクルがあまりありません。欧米にはあふれる様にあるのですが、、、。
欧米ではプロであれアマチュアであれ、役に立ちそうな資料や記事、あるいは自分にはなかった知識を得るために、個人個人が豊富にある馬術雑誌、書籍などから情報を得ているわけです。
これらの情報や資料から知識を得ることは非常に役立つだけではなく、方向性や乗馬、馬術のとらえ方までもその根幹に気づかせてくれます。
これらを知ることで馬に乗る楽しみがより大きくなるはずです。

今日のこの記事は日本の皆さんを 学べる環境へお誘いするための記事です。

EY Equestrianオンラインスタディ&コーチングは欧米の豊富な資料や解説書などをピックアップし、日本語要約、プラス 参考映像付きでお届けしています。
しかもケーススタディで皆様の知りたいこと、行き詰まっている事などに関するコンテンツを上げています。

プロでも知らない人、あるいは説明できない人がいるような内容です。
必ず役に立ちます!!

皆様のご参加お待ちしています。

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2019年1月9日水曜日

オリンピックメダリストからの苦言

こんにちは。

今日はジャンピング、シドニーオリンピックメダリスト、オランダのアルバート・ボーン氏のあるインタビューでの話をシェアしたいと思います。

彼は一流選手であり、優秀なトレーナーとして世界中の人々から尊敬されていますが、少々独特な人柄でもあります。ですので時には周囲から少し距離を置かれてしまうところもあるのですが、一流のホースマンです! 少し完璧主義者で几帳面な事で知られています。
近年、馬術というスポーツは国境を越えて非常に華やかになってきました。非常に良い事ではあるのですが、その反面結果として今ある現状を見た時に彼のいう事はもっともであると言えるでしょう。インタビューの彼の表情から、”怒り”といったものも垣間見ることが出来ます。

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最近は、特に若い女の子のライダー達の精神状態が常に”怒り”に満ちているのをよく目にします。彼らに聞いてみたい。あなた方はジャンピングの競技者でいることが好きですか?あなたのパートナーである馬はあなたの友ですか?と。
若いライダーが勝ち負けにハングリーであることは理解できます。私もかつてそうでした。しかし自分が一体何をしているのか理解せずにすべて馬のせいにしているのを見ると非常に残念であると感じます。

各国のフェデレーション(馬術連盟)は何らかのルールを設定するべきです。
このスポーツはすべてお金次第です。
若い子供たちに競技へ出場させていくにはそれの為の馬を購入したり出場料などがかかってくるわけです。
忘れてはならない事は我々はこのスポーツを楽しむために馬という動物を使っている事です。人々はこのことをすぐに忘れてしまう。

最低限の技術的な原則というものは身につけなければいけません。
右へ左へ馬を回転させたり、速く走ったり減速したり、最低限の事です。
ろくにちゃんとした円運動も出来ないのに、とりあえず障害を飛びたがるのはいけない。
この部分にはルールを定めるべきです。馬術連盟などもこういうルールは儲からないので今まで放任しています。

我々トレーナーの立場の人々も同様です。
我々は顧客をトレーニングすることで食べています。顧客を喜ばす必要があるわけです。
お金を持った顧客はトレーナーに対する尊敬といったものは有りません。彼らが尋ねるのは”何をするべきか?”ではなく”何をしたいか?”をいう訳です。
これは世界中どこでも同じです。ろくに座れていない人が障害を飛びたいといい出すわけです。これらは認められるべき事ではありません。
馬術連盟は規制を設けるべきです。連盟もお金の事しか考えていない!
全てはお金の事であり、皆何が論理的であり、ルールであるかといった事に目を向けなくなっているのです。
ここで犠牲になるのは ”馬” のみ。
気が狂いそうな思いです。

多くの人はちゃんとした学習をしたがりません。早く勝てることにしか興味がないわけです。
ヤングライダー選手権やジュニア選手権などを見れば、親は勝ち負けに熱くなり、子供たちはミスを犯すことが許されません。狂っています。
非常にナンセンスな事です。若いライダーたちは彼らの馬と一緒に少しずつ学習していくのです。
親とトレーナーが子供たちと彼らの馬達に早すぎるパフォーマンスを強要しているわけです。
馬術というスポーツはたとえ乗り手が馬術を全く理解していなくても時にそのクラスに勝ってしまう事が出来るスポーツです。馬が乗り手の強要、酷使を受け入れる限り、全くのアマチュア選手がプロの選手を負かすことが起こりうるのです。馬はこれらの強要を受け入れるべきではないのですが、残念ながら彼らには受け入れることが出来ます。

ポジティブな事はより多くの人々がこのスポーツを楽しみたいと思う様になったことでしょう。しかし、40歳で初めて馬にまたがった人が大金を積んで馬を買い競技会で勝つというのではスポーツとしての意義がどこにあるのでしょうか?
その中で少しでも習いたいと思うのは良い事ですが、本当に、真に学びたがっているのでしょうか? 大半のケースはNOです。
私自身がこのスポーツを楽しんできたものとは全く違ったものになってきてしまっているのです。

世界中どこへでも呼ばれれば私の知識を教えに行きます。馬を救うために!

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こういう事を皆声を上げて言いません。得にならないからです。
”早く勝てるコツ” をお金で買おうとしている顧客が遠ざかってしまいます。

ここでは競技スポーツを焦点に話をしているのですが、単に乗馬を楽しみたいと思っている大勢の人にも程度は違いますが当てはまると思います。

11月末に上げた記事 ”週末だけクラブの馬に乗って上達する方法” のなかで、

”下手くそは馬にとっては罪”

という事を書きました。

馬の上にまたがろうと思った瞬間から我々は動物である馬を使う限り、出来る限りきちっとした学習、訓練をして上達するべきです。

初めて乗って上手く出来ないのは当然です。しかし、何年も乗っているのに上達しない、勉強もしない、努力もしない、では馬に迷惑だという事です。

また、インタビューの中でも言っているように、
本当に、真に学習しようとしていますか?。

よく、 ”コツを教えてください” ”要領は?” といった事は聞きますが、”馬の体の構造は?” などとは聞きません。

コツとか要領は自身の中で感覚的に生み出すものです。人から教わる場合はその人の感覚、ニュアンスによるものです。
もっと普遍的な根本的に学習することが有るのですが、そこは面倒がってやらないのが一般的。

でも、急がば回れ。根幹、真理的な事に目を付けなければ実力に結び付きません。

これがアルバート・ボーンのいう、乗馬、馬術の楽しみ方ではないでしょうか?


EY Equestrianオンラインスタディ&コーチング
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2019年1月3日木曜日

謹賀新年!前向きな2019年に。エドワード・ガル クリニック

明けましておめでとうございます!

本年もEY Equestrianを何卒宜しくお願い申し上げます。

オンラインスタディ&コーチングでは年末年始特集のコンテンツを4回にわたってあげてきました。

その内容は、「エドワード・ガル クリニック1~4」

これまでに上げてきたすべてのコンテンツ、活字での解説を実際どのように活用、応用し、馬の上ではどの様に感じたり対応していくのか?といった事がビデオと日本語の解説でグッと凝縮されています。

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その1では
 4,5才馬 公開レッスンの模様

<関連コンテンツとして>
 ・ベーシックトレーニング1~3
 ・特集:Half Halt 1,2
 ・セルフキャレッジ
 ・トレーニングスケール

その2では 
 7才馬 公開レッスンの模様

<関連コンテンツとして>
 ・ベーシックトレーニング1~3
 ・特集:Half Halt 1,2
 ・セルフキャレッジ
 ・トレーニングスケール
 ・ハーフパス
 ・踏歩変換

その3では
 10才馬 公開レッスンの模様

<関連コンテンツとして>
 ・ベーシックトレーニング1~3 
 ・特集:Half Halt 1,2
 ・セルフキャレッジ
 ・トレーニングスケール
 ・肩内(Shoulder - in )
 ・腰内(Travers)
 ・ハーフパス
 ・踏歩変換
 ・ピルエット

その4では
 エドワード・ガル自身の騎乗と解説

<関連コンテンツとして>
 ・ベーシックトレーニング1~3
 ・特集:Half Halt 1,2
 ・セルフキャレッジ
 ・トレーニングスケール
 ・肩内(Shoulder - in )
 ・腰内(Travers)
 ・ハーフパス
 ・踏歩変換
 ・ピルエット
 ・ドレッサージの真の意味と目的
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馬術の意味、意義、根幹といったものに目を向けさせてくれる内容です!


このシリーズ掲載終了後にメンバーさんの中からメッセージを頂きました。

まだ初級の方です。

 ”様々な知識を得ていくことが出来、以前よりも有意義に馬に乗る事が出来ています。このオンラインスタディ&コーチングに出会えて良かったです!”

大変うれしいメッセージです!!


これらのセオリーは、確かにある程度以上のレベルでなければ理解しずらい点もあります。ですが、たとえ初心者、初級者であれ、”自分が一体これからどこへ向かうべきなのか?” といった事に気づかせてくれるはずです。
”目の付け所” 考え方をどう持つべきか といった根本のところがずれないようにしてくれるでしょう。
ですので、メンバーさんの中には、

”初心者の内に知っておいた方が良い内容” 

と仰る方もいます。

実際はやはり練習量や慣れ、経験を積まなければいけません。

しかし、これらの知識なしで練習するのと知識をもって練習するのでは、そもそもの所が違ってきます。

体も結局は ”脳によって動かされる” はずです。

どの様なスポーツであれセオリーは存在します。
ただ乗馬、馬術のセオリーは 乗り手だけの話ではありません。

馬と乗り手は”鶏と卵”の様な関係。
馬が出来れば乗り手も出来るようになり、また乗り手が出来れば馬も出来るように導けるわけです。どちらが先かはケースバイケースで違ってきますが、絶対に一方通行ではありません。


2019年、是非皆様レベルを問わず、的を得た本来あるべき乗馬、馬術のとらえ方を得ることで前進してもらいたい思います。
オンラインスタディ&コーチングはその一助に必ずなると確信しています。

皆様にとって素晴らしい一年になりますように!!


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