2009年7月24日金曜日

前回の記事の一部修正。アイルランド産の馬について。

 前回の記事の中で、Falsterbo Horse Show でのアイルランドチームの一員、Cap. David O'brienと彼の馬Kiltoom のお話をしました。この馬の父馬 Cajetano を、ドイツ系の馬かとその名前から勝手に予測していましたが、実はアイルランド系サラブレッドだと友人から聞いたので、ここで訂正させていただきます。
 ”そんなことはどっちでもいいよ”と言われそうですが、私にとっては少し驚きでした。

 ジャンピング競技のトップで活躍している馬達のほとんどが、ドイツ、オランダ、ベルギー、フランス系で占められています。アイルランド産の馬は時々見られる程度。かつては(20~30年前でしょうか?)相当人気のあった品種なのですが、ここ数年はもう一つパッとしません。その大きな理由の一つは、過去に、優秀な牝馬を生産用にキープせず、大半を外国に売却してしまったことかと思います。貧困国であったアイルランドですから、仕方のなかったことです。馬術用の馬の生産には、時間とお金がかなり必要ですから、、、。
 また、品種を見てみると、大半はホルシュタイン、オールデンブルグ、セルフランセ、BWP,などです。サラブレッドの血を直接引く馬はめったに見られません。

 ということで、私は少し驚きました。

 では、アイルランドにはもう良い馬はいないのか?というとそうではありません。昨年のロンドンオリンピアでジョン ホイテカーがGP優勝した馬、ニック スケルトンが昨年ビッグクラス用に購入した馬、少し古くなりますが、ロドリゴ ペソアが一時騎乗し、その後ブラジル選手が乗って活躍した馬”リッチモンドパーク”など探せばいます。ちなみにこの、”リッチモンドパーク”は私の知人が6才まで育てました。彼女のウェブサイトは以下です。 ↓ ↓
 
 Richmond Park Stud

 また、用途によってアイルランド産の馬は大変人気があると言えるでしょう。特にその性格、気質、が買われます。イベンティング用に馬を探しに来る人は絶えません。あとジャンピングポニーも優秀です。その他いろんな分野で人気がまだまだあります。ただ一つ向いていないのは、”ドレッサージュ”、、、。馬場馬はドイツやオランダ辺りに探しに行きましょう!
 
 

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