2019年2月3日日曜日

考えるライダー Thinking riders

こんにちは。

馬に乗ると色々と考える事がありますね。
何も考えずに乗る人はいないのではないかと思います。

その人その人のレベルによって考える事は違っているとは思いますが、私の個人的な経験から言えば、ある程度以上の所で上達が止まってしまう人の特徴として、

1.毎回同じような事を考えている。
2.ものの見方が一方通行。
3.自分の中で馬の上でやる事、行う順番が固定されている。

といった印象を受けます。

今日は有るドレッサージの実力者、フィンランドのキラ・キルクランド氏の言葉を以下紹介したいと思います。彼女の考え方からヒントになることが有るでしょう。

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1. 良いライダーはわずか少数の良いステップの上にいます。 悪いことは忘れることが出来ます。 経験の浅いライダーは主に悪いことについて考えています。

2.山の頂上への道はたくさんありますが、頂上からの眺めは同じです。

3. トランジション移行運動では、馬は自分でバランスを見つけます。

4. 馬は犬より短い記憶を持ちます - それは3秒くらいかもしれません。 報酬は即座に与えなければなりません。

5.適切なピルエットでは、サスペンションはなく、4ビートになるはずです。

6. 子馬でも一歩だけの踏歩変換はできます。

7. 私が学んでいたときはスクールマスターと言える馬を持っていませんでした。踏歩変換を達成するために努力しなければなりませんでした。 私は3ステップを数えます:これは私がすることです:


  • 私は私の馬がハーフホルト(半減脚)を強くすることによって私の扶助に順応しているのか確認します。 もし十分でなければ、彼が鋭くなるまで私は踏歩変換を求めません。
  • 私は返還後の新しい外側の脚を後方へやります。
  • 踏歩変換を指示します。


8. 馬は1セッション約45分間だけ運動します。その45分間だけ私達を運ぶことができます。

9.馬が過度な筋肉痛を感じるまで運動しないでください...特に馬場の中で、それと若い馬達。

10.あなたが馬のステップの長さに影響を与えることができないならば(歩度を伸ばしたり詰めたり)、ショルダーインなどの特定の動きは気にしないでください。まずこれらができるまで望みはありません。

11. 家で訓練をするときは、1日に1つずつやる - 今日はピルエット、また違う日にハーフパスといったようにです。あるいは、ある日は駈足運動を選び、別の日に速足運動をするかもしれません。

12.馬とライダーの組み合わせは、夫婦関係に少し似ています。あなたはあなたが働くことができる馬を見つけなければなりません。私は元気で熱い馬が好きです。

13.トレーニングでは、あなたは完全に正直でなければなりません。あなたはあなたの馬やトレーナー、馬場馬術ジャッジにうそをつくことはできません。あなたが家で10回に1回しかできないのであれば、その競技ではラッキーである必要があることを知っています。

14.乗る方法は2つあります。家ではあなたは自身の問題を非常に意識していなければなりません、しかし競技では気にすることはできません。

15.並足のコントロールが出来なければ、速足、駈足のコントロールもできない。

16.競技では、第4レベルとPrix St. Georgesにたくさんの貧弱なピルエットが見えます。 ピルエットのコレクションは、ピアフェのものと同じくらい素晴らしいものでなければなりません。 そのため、私は最初にピアフェを教えます[ピルエットはテストのかなり早い時期に現れますが]。

17.多くの馬やライダーがPrix St. Georgesに立ち往生しています。 セントジョージではまだ乗り手が馬を助ける事が出来ますが、Intermediaire IIとグランプリをスタートすると、馬は完全なセルフキャレッジを必要とします。

18.ライダーが拳や脚の扶助を使用するたびに、馬は反応しなければなりません。 悪い反応でも全く反応しないよりはましです。

19.良いことを良しとし、悪いことにしつこくこだわらず、しかしながらそれらを無視しないでください。

20.馬が彼が成功したと感じるように、基本的なレベルでもっと難しいことに取り組みます。

21.馬によっては、他の馬が10点を取るのと同じくらい6の得点で満足します。 動きを改善して残りの4点を得るために馬を圧倒することを試みる代わりに、ジャッジが小さい7点を与え始めるまで強い6点を続けなさい。 60パーセントから70パーセントへ。

22.あなたが良い騎乗をしたとき、それがどのように感じたかについてのいくつかのメモを書き留める時間を見つけることを忘れないでいなさい。 あなたが勝った後で、しばしば誰もがシャンパンを飲みたがっていて、それがどのように感じられたか覚えている時間がありません。 あなたが下手に乗ったときは、だれもあなたと話をしに来ませんので、それがどのように感じられたかについて熟考する時間がたくさんあります。

23.あなたが常にいつもしている事をいつもやるなら、あなたはいつも同じ結果を得る事でしょう。 もしあなたが得ている結果に満足していないならば、あなたはそのいつもしている事を変えなければなりません。

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一流と認められる彼女の考え方が垣間見れる言葉です。

経験と知識があればこその言葉ですが、初級者であれ、この様な考え方は出来るものですし、実際にする人を私自身知っています。

彼らは”行き詰まり”知らずで、学習量、知識量が全く異なっています。

馬に関しては、もう ”知り尽くした、何も学ぶことは残っていない” と言い切れるものでは無く、常に何かを学び、発見があるものです。

脳を柔軟にし、かつ本質を見分ける為の学習はずっと続く事でしょう。



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